磯部 賢諭

長岡市出身。市内病院勤務後、海外医療ボランティア、船医を経て生協こどもクリニックの所長を務める。

「夢をかなえる」と題したが、自分の夢を実現に、ということである。
せっかく医者になったのだから、医者としてやりたいことをやらずして死ねるか、という持論である。

病院勤務医であるかぎり、上級医、研修医はつきものである。上級医の指導も入るし、研修医の教育も ある。勤務医であるかぎり、学会発表、論文執筆は必須である。当直もこなさなければならない。
給料は低い。

また、開業医であるかぎり、経営能力は必須である。自然と純粋な医療からはかけ離れてしまう。
勤務医、開業医のメリット・デメリットを考えて、そのどちらもいいとこ取りをしているのが我がながおか医療生協である。

私たちの生協では「医師の夢をかなえてくれる」と認識している。基本的に診療部門を真剣に 一生懸命やっていれば、後は自由だ。

船医時代の自室

私は海外医療ボランティアをやり、船医をやった。被災地に医療支援にも行った。小児科診療所の責を担いながら、健診、予防接種、学校医、園医、病児保育所を管理したり、消化器内視鏡検査をしたり、小児訪問診療(訪問小児気管支鏡検査含む)や小児訪問リハビリテーションを施行している。また、不登校、引きこもり、心身症など子供の心身精神疾患にも対応している。

平成27年には児童デイサービス・放課後デイ・子育て支援事業を開設する予定である。障がいのある子供たちの居場所づくりである。

思いおこせば医師になって最初の患者、やっちゃんとの出会いが、私を動かしているのだと思う。今でも上京の際には必ず食事を共にする仲なのだが、彼は四肢麻痺、重症てんかん、発語もままならない状態である。意思疎通は彼が私の差し出した手をゆっくり頼りなく握り返してくれるだけである。無力な青年医師であった私は昔も今も彼に対して何もできず、せめて家族をひっくるめてサポートできたらな、と今でも知恵を絞っている。

チャップリンは「人生で大切なのは愛と勇気といくらかのお金だ。」と言っている。まさにその通りで彼は両親の離婚、貧困、 母の精神疾患と壮絶な過去を戦ってきている。彼をしてもいくらかのお金が必要だと言っているのである。

病院勤務医ではいつまでたっても凡人であるかぎり夢はかなえられないと私は思う。だから仲間を募集中です。 「夢をかなえるために」一緒にやりたいことをやりましょう。ここでは「愛と勇気といくらかのお金」を用意して待っています。