Interview

介護付(混合型)有料老人ホーム アシスト笹崎 管理者

近藤 亮

H27.3入職

未経験でパート職員として入職後、コツコツと経験を積みながら6年目で有料老人ホームの管理者に就任。「若手」の「男性」という介護職の一般的な人物像から離れた彼が、試行錯誤を繰り返しながら信頼を得て、そのキャリアを歩んできたのか探ってみました。

今の目標は、職員が気軽に相談できるような存在になれること

近藤さんは大学卒業後、いくつかアルバイトを経験してから介護の世界に入りましたが、入職までの経緯を教えてください。

前のアルバイト先を退職して仕事を探しているところに、看護師をしている家族に勧められました。その頃は道に迷っていた時期で、何でもやってみようという気持ちで、よく知らないまま勢いで始めたのが正直なところです。最初はフルタイムのパートから入って、経験を積んでから夜勤も身につけて、正職員に変更しました。

入職前も「介護の仕事」のイメージはなんとなく持っていたのかなと思うのですが、入職してから感じたギャップなどはありましたか?

介護の仕事に持っていたイメージは、高齢の方に寄り添いながら、楽しませたり、日常的な介助をしたりという一般的なもので、そこから大きくは外れなかったのですが、配属先が認知症の方が入居されるグループホームだったんですね。これまで認知症の方と触れ合った経験がなかったため、はじめのうちは利用者さんとのコミュニケーションでかなり苦労しました。会話の中で意図しない答えが返ってくることもあれば、脈絡のない話で会話にならなかったりと、とにかく戸惑ってしまって、まるで接し方が分かりませんでした。

どうやって慣れたのですか?

先輩からは、会話をするのも仕事のうちだから、まずはとにかくコミュニケーションを取ることを頑張ってくれと言われたので、何でもいいから話題を見つけて自分から話をするようにしました。それを続けるうちに、通じないながらもその入居者様の個性が見えてきて、その方にとって嬉しい話題だったり、話の引き出し方だったり、皆さん聞いてほしいことがあるんだな、ということが分かってからは会話を楽しめるようになりました。話が通じるかどうかというのはあまり重要ではないのかもしれません。人とコミュニケーションを取るには、とにかく自分から歩み寄ればいいんだなと強く実感しました。

そこまでどれくらいかかったのですか?

自分自身、決してコミュニケーションが得意な方ではないと思ってます。半年くらいはかかったのかなあ……。正直苦しい期間でした。直接的な介助やお世話をする方が楽で、会話をするのが一番大変な仕事だと感じてたくらいです。でもそのおかげでいわゆるコミュニケーション力は身についたと思います。先ほどの話じゃないですが、自分からいかないとコミュニケーション力はつかなかったですね。

今では利用者さんと話すのがストレス解消にすらなると、すっかりベテランの域

介護は気が利かないと難しいとよく耳にします。ゆえにまだ社会経験の少ない若い男性には難しい仕事というイメージがありますが、何かコツはあるのでしょうか?

例えば、「足を引きずっている」とか「痛そうにしている」というのは誰でも気づくのですが、女性はちょっとした表情や話し方、声色や雰囲気などの小さな変化をすぐに捉えて、入居者様が何をしたいのか、何に困っているのかを素早く見つけて動ける人が多い印象です。女性職員がそのようにしているのを見て、見よう見まねから自分も少しずつ気づけるようになって、時間はかかりましたが、近い視点が持てるようになってきたのではと思います。気の利く人がどんなところに気を使っているのか、観察してみることをオススメしますよ。それと私自身もそうだったのですが、男性は仕事においてちょっとしたプライドがあるのかもしれないです。「自分はこう考えたからこうなんだろう」や「自分はこういう考えで動いている」という、自身の考えにこだわってしまう一面があって、それが時に仕事を覚えることを阻害することがあると思うんですね。自分の考えを否定された時に、ちゃんと受け入れて言動や行動を見直すことができるかどうかが大きいのかなと……。先輩からの指導を素直に受け入れることができないと、成長を続けるのは難しいのかもしれません。仕事が身につかないだけでなく、残念ながら孤立につながってしまうという……。私は先輩職員から「言われているうちが花だよ」と言われてきて、それだけは心にとどめて仕事をしてきたつもりです。

入職から3 年経過して、次は有料老人ホームに異動になりました。異動とは言え、施設も違えば周りの職員も違うので大変だったと思うのですが、どうでしたか?

知ってる職員は一人もいませんでしたが、温かく迎え入れて頂けました。仕事の内容がグループホームとは全く違うことは分かっていたので、まだできないことは異動直後に最初から公表してしまったんですね。これとこれはできません、なので勉強させてください!と。その上で一から覚え直しと自分に言い聞かせて、指導を担当して下さった先輩の教えには素直に耳を傾け、気持ちを新たに取り組みました。こちらの入居者様はグループホームより平均介護度も高くて、覚える仕事もおむつ交換から。でも、自分の手際が悪くて苦労の連続でした。ようやく身についてきたのが三カ月目くらいでしたね。

グループホームと有料老人ホーム、どちらが好きですか?

決められないですね。グループホームはレクリエーションが好きな方も多くて、一緒に歌ったり踊ったりして入居者様に喜んでいただくのがやりがいのひとつだったし、自分自身も楽しんでました。一方で有料老人ホームは介護度の高くて寝たきりの方も少なくないので、いかに楽しませるか、というのを考えるのも楽しい。認知症の方は少数で、しっかりした会話ができる方が多くて、逆にいろいろ教わることもある。それぞれ魅力ややりがいが違うんですよ。
でも、グループホームの入居者は気まぐれな方もいらっしゃいます。介助を受け入れてもらえないこともあるし、理不尽な思いをすることも正直あります。ただ、自分の対応方法ひとつでコロッと180度表情が変わることもあり、そこが面白いです。有料老人ホームではそういう方は少数でしたが、しっかりされている分ご自身の生活に対する要望がはっきりと出てくるし、自分の仕事はよく見られていますから、良い面も悪い面も評価もされる。難しさも違ってきますね。どちらも面白いです。

2021 年の4 月に管理者に就任となりましたね。

覚えなくてはならないことが一気に増えました。書類仕事ひとつにしても、本部や総務、外部や行政に提出するものもたくさんあって、それぞれの目的や書き方もひとつひとつ理解しながら進めているので時間も食うし、勿論現場業務もおろそかにするわけにはいきません。割合で言うと、現在現場2のデスクワーク8くらいで各業務に携わっています。書類仕事に集中すると息が詰まりそうになるのですが、そんな時は入居者様との楽しいおしゃべりでストレスを解消しています。

書類仕事は想像以上の壁だったとのこと

管理者になることで、現場職員との人間関係も変わって苦労したこともあるのでは?

そうですね。特に、管理者がデスクワークに掛かりきりだと不安に感じる職員もいますからね。だから初めは現場9のデスク1くらいから始めてできるだけ現場を尊重したのと、デスクワークでも学習会の報告書や当番表、入浴の予定表など、現場に回せるような業務は負担にならない範囲で現場に割り振って一緒に進めることで、事務仕事の理解をしてもらったり。最初は一人で抱え込んでパンクしかけたのですが、周囲のアドバイスからそのような取り組み方を始めました。

落ち着いてきましたか?

ようやく管理者の感覚をつかみつつあります。ここ最近でやっとレールに乗り始めたかな、というところですね。でもそれも周りとの協力や理解あってのことです。現場で起こる問題は自分ひとりで抱えても解決できないことがほとんどですから、ご利用者のことや職員間のことについても、現場の職員とはお互いに相談し合う関係を築けるよう気をつけています。中でも私の上司が何でも相談できる方で、大きな心のよりどころになっています。今の目標はアシスト笹崎で私がそのポジションになって、職員が気軽に相談できるような存在になれることです。

 ☆見学のお申し込みはこちらからどうぞ
  エントリーフォーム
 ☆お電話でのお申し込みはこちらまで
  ℡ 0258-38-0813  ながおか医療生活協同組合 採用担当 大崎